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香港・中環ハーバーフロントで移動遊園地とサーカスが復活

香港の中環に特設で登場する移動遊園地

香港の中環に特設で登場する移動遊園地

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 中環(Central)のフェリー埠頭(ふとう)のすぐ横にある中環海濱活動空間(Central Harbourfront Event Space)で12月21日、移動遊園地「カーニバル」が開幕する。コロナ禍前は「グレート・ヨーロピアン・カーニバル」として毎年、年末に開催してきた。今年は「カーニバル( AIA Carnival )」に改名して、装いも新たに復活する。25を超える乗り物のアトラクションが登場。併せて、イギリスのサーカス団「Gandeys Circus」も来港する。特設ステージをカーニバル横に設営し新たなショー「ザ・ワールド・サーカス」も行う。

サーカスも復活し、連日さまざまなショーが繰り広げられる

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 金鐘(Admiralty)にある現香港政府庁舎は添馬艦(Tamar Site)と呼ばれた巨大な空き地で、期間限定の移動遊園地が行われていた。その後、現在の場所に移動し、年末から旧正月まで行われてきた歴史がある。現在の会場横には、大観覧車「香港摩天輪(Hong Kong Observation Wheel)」があり、カーニバルと事実上のセットで運営されることになるため、まさに香港の冬の風物詩といえるイベントだった。2020年に始まったコロナ禍で「グレート・ヨーロピアン・カーニバル」は中断したが、新型コロナウイルスが落ち着いたことから2023年は再び復活することになった。

 運営側によると、開催期間中は2000人の雇用を生むほか、地元アーティスト、チャリティー団体、NGOなどが香港の各種コミュニティとつながる機会を創出するという。

 運営側は詳細を発表していないが、ジェットコースターやゴーカート系の定番アトラクションのほか、少なくとも25種類の乗り物、射的などのブースで楽しむタイプのゲームを合わせて30種用意すると発表している。40の体験型施設を備えるほか、ぬいぐるみは100万個以上を用意した。過去の乗り物では、回転する長いアームの先にこれまた回転する椅子が設置され、アームと席の両方が回転する絶叫系の乗り物「Mach 5」が人気で、高さは55メートルにも達するが、これまでえ毎年登場していたことから、Mach 5の復活も期待されている。

 「ザ・ワールド・サーカス」もカーニバルの隣の会場で開催。コロンビア出身2人は大型の車輪の中や外でジャンプや宙返り、目隠しでの歩行を披露したり、1インチ厚のワイヤーの上にバイク載せたり、ワイヤーをつり上げ、高い所でさまざまな動きを行うなど、高い身体能力と技術を持つ劇団員がパフォーマンスを披露する。ほかにも出演者は、ベラルーシ、ケニア、カザフスタン、コロンビアなど出身はさまざまで、乗り物を使ったアクロバットや馬術演技、複雑な曲芸、空中ブランコなどを披露する。

 上演は、14時30分~、16時30分~、18時30分~、20時30分~の1日4公演で、プログラムは68分の構成。サーカス鑑賞のチケットは、VIP=オフピークデー400香港ドル、スタンダードデー450香港ドル、ピークデー=500香港ドル。プレミアム=325、350、375香港ドル、スタンダード=200、225、250香港ドル、リア(=後方)=150、175、200香港ドル。

 移動遊園地「カーニバル」の入場チケットは、オフピークデー=160香港ドル、スタンダードデー=170香港ドル、ピークデー=180香港ドル。来年2月25日まで。

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