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香港発のスペシャルティコーヒー「UCR」、ifcにスタンド形式の新店

中環駅側からのifcの入り口付近に開店した

中環駅側からのifcの入り口付近に開店した

 香港発のスペシャルティコーヒーブランド「Urban Coffee Roaster(UCR)」(Shop 1032, 1/F, ifc mall, 8 Finance Street, Central, Hong Kong TEL 2430 2039)の新しいテイクアウト型店舗が8月26日、中環のifcモールに開業した。中環地区では2店舗目、香港全体では6店舗目となる。中環駅と香港駅に直結する立地を生かし、スタンド形式の小さいスペースながら、コーヒーの受け渡しだけでなく、カップの販売やパフォーマンスを提供するなど視覚的なアプローチにもこだわったという。

ifcの特別フレーバーとして4種類のスペシャルティコーヒーを用意した

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 香港におけるスペシャルティコーヒーの人気は、独自の傾向が見られる。味覚面では、欧米で深いりが好まれるのに対し、香港では浅いりや単一産地の豆が支持されやすく、フルーティーな香りや複雑な風味を楽しむ文化も根付いてきた。

 土地が少ない香港では小規模なカフェが多く、個性やこだわりを打ち出すことで消費者を引きつけている。消費者層も香港では若者や外国人在住者などが主要な顧客層となっており、特に若者はSNSでの「打●(インスタ映え)」を重視し、カフェ巡りをライフスタイルの一部として楽しんでいる人もいる。

 UCRは2014年創業の香港で誕生したスペシャルティコーヒーブランドで、焙煎(ばいせん)豆の販売からカフェ運営まで幅広く展開している。世界各地の農園と直接取引を行い、香港で焙煎を行うことで品質とトレーサビリティーを徹底する。共同創業者のGary Au(ゲイリー・オウ)さんは2024年の香港バリスタ選手権とCoffee in Good Spirits選手権で二冠を達成し、国際舞台でも高い評価を得ている。現在、香港に7店舗、海外初店舗として今月、東京の南青山に出店を果たした。

 新店舗では、UCRが自家焙煎した豆を用いた4種類のエスプレッソを提供する。利用客は好みや気分に合わせて選べるようにした。白い花の香りとかんきつ系の酸味、アールグレイの余韻が特徴の高級豆を取り入れる一杯「The Luxury Choice-Geisha」(46香港ドル~)としてハイライトに据えた。香ばしいナッツとキャラメルの深い香り、ヘーゼルナッツチョコの後味が楽しめる力強い味わいの「The Classic Choice-Jumbo Jet」(30香港ドル~)やパッションフルーツやブラッドオレンジ、赤ブドウの風味が広がるエチオピア産「House Ethiopia」もある。モラセスやチョコレートの厚みあるボディーに、リンゴ酸とブラウンシュガーの甘みを加えた「Decaf Colombia」(以上36香港ドル~)の4種をスペシャルティコーヒーとして用意した。

 店内には同ブランドオリジナルのコーヒー用カップがある。飲み口が垂直の面となだらかなカーブの面の2つがあり、コーヒーのアロマを楽しめるような工夫も凝らす。この陶器のカップは他の支店で提供の際に使ったり、同店の店頭でも販売したりする。

 開業記念として、初のジェラート「ゲイシャ・ジェラート」(58香港ドル)も展開。UCRの研究開発チームが手がけ、エチオピアとコロンビア産のウォッシュト・ゲイシャ豆を使い、「華やかな花の香りと蜂蜜のような甘み、アールグレイの余韻を持たせた」という。

 中環という場所柄、コーヒーカクテルも販売。オーナーで、世界大会「World Coffee in Good Spirits Championship 2025」で世界6位に入賞した共同創業者Gary Auさんが監修したテイクアウト用コーヒーカクテルも展開する。コーヒーエッグノッグやコーヒーコラーダ、アイリッシュコーヒーシリーズ(ブラックフォレスト、デカフェ、レッドベルベット)など5種類をそろえ、昼休みや仕事帰りの「ハッピーアワー」にも新しい選択肢を用意した。

 営業時間は8時~18時(土曜・日曜・祝日は9時~)。今月30日には香港大学(HKU)にも新店を開業する予定。

 ●=上かんむりに下

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