香港発のスペシャルティコーヒーブランド「noc」の新店舗(Shop G01, G/F, Cullinan Sky Mall, 10 Concorde Road, Kai Tak, Kowloon)が8月4日、九龍・啓徳の商業施設「天璽・天 Mall(Cullinan Sky Mall)」にオープンした。16店舗目となる同店は、旧啓徳空港の歴史やストーリーをデザインに落とし込んだ空間で、地域特性に合わせた限定メニューを提供する。
「noc」は2015年、中環・嘉咸街(Graham Street)で創業。「Not Only Coffee(コーヒーだけじゃない)」を意味し、「Live Slow(ゆっくり生きる)」のモットーを掲げる。ベストカフェとして、英デザイン誌「Wallpaper*」やトラベルメディア「Big 7 Travel」に選ばれたこともある。中南米とアフリカのコーヒー豆をセレクトし、自社の焙煎(ばいせん)所で焙煎しており、香港ローカルブランドとして人気を集める。季節に合わせて定期的に変更するフードメニューを用意するほか、オーガニックの素材を使い、ビーガンやペスカトリアン、ミートラバーなどにも対応する。
店舗面積は約2000平方フィートで、店内に46席とテラス20席を用意。全面ガラス張りの開放的な空間設計に加え、茶や白などの色を用いて、「ミニマリズムと禅の要素が融合した現代的なインテリア」を施している。「Echoes of Kai Tak(啓徳の記憶)」をテーマに、天井中央には紙飛行機をモチーフにしたアートインスタレーションを飾るほか、離陸を想起させるLEDを配置し、旧啓徳空港を表現した。
店内中央には、バリスタと客の隔たりをなくすよう、オープンバー(Open Island Coffee Bar)の形でカウンターを店内中央に配置する。豆をひく香りや抽出の様子を間近で体感・鑑賞できるようにした。カウンターも吸音素材の木材と温かみのある照明で「居心地の良い環境」を維持し、店内環境に溶け込むよう、同店限定で米コーヒー器具メーカー「Fellow」とコラボレーションしたアイボリー色とライトウッド色の電気ケトル「noc x Fellow Stagg EKG Pro」を導入し、ハンドドリップコーヒーを提供する。
食事は、ブランチメニューからトースト、サラダ、キッズメニューまで幅広く提供する。定番の「All Day Breakfast」(152香港ドル)のほか、ベジタリアン対応の「Vegetarian Breakfast」(152香港ドル)などを用意。軽食として、焼きミニトマト・ブッラータの 「Burrata Cheese Toast」、パルマハム・キウイフルーツ・豆腐を合わせた「Parma Ham & Golden Kiwi Tofu Toast」(以上88香港ドル)なども並べる。ポーチドエッグを載せた「Slow-Cooked Coffee Beef Tenderloin」(168香港ドル)やイタリアン風「Slow-Cooked Chicken Breast With Mixed Veggies」(148香港ドル)なども毎日限定で用意する。
住宅街や商業施設付近に位置することで、近隣の住民やビジネス客に向けて、ブランド初となるテイクアウト向け軽食シリーズ「Grab-and-Go」もスタートした。栄養バランスと健康的な選択肢として、サーモン・エビ・チキンから選べる「Super Bowls」(88香港ドル)やほうれん草とポーチドエッグを入れた「Spinach Poached Egg Cup」(28香港ドル)、グラノーラとヨーグルトを混ぜた「Granola Yogurt Cup(38香港ドル)」と自家製の「Banana Pound Cake」(28香港ドル)をそろえる。
「栄養補給を意識した」という高タンパクヨーグルトドリンクシリーズ「High-Protein Yogurt Drink Series」も初登場。チョコレートソースをベースにし、ミルク・ギリシャヨーグルト・バナナを合わせた「Banana Chocolate Yogurt Drink」と、濃厚なピーナツバターをたっぷり塗り、香港の伝統的なトーストの味わいを再現する「PB Toast Yogurt Drink」(以上65香港ドル)の2種類があり、好みで「ダブルチョコレート味」「バニラ味」のプロテインパウダー(20香港ドル)を追加できる。
営業時間は8時~22時。