香港で日本のかき氷を提供する人気専門店「Shari Shari Kakigori House 氷屋」が9月2日、佐賀県庁より「佐賀県産品応援の店」に登録された。これを記念して同日、佐賀県伊万里産のシャインマスカットをたっぷり使った期間限定メニュー「佐賀県産シャインマスカットとレモンミルク(Lemon & Milk w/Saga Shine Muscat)」(148香港ドル)の提供を始めた。
これまでも佐賀県産イチゴ「いちごさん」とのコラボを5年連続で行うなど、日本の果物の魅力を香港に伝えてきた同店。今回は初秋の味覚として、伊万里産のシャインマスカットを主役に据えたメニューを完成させた。新作メニューの特徴は、今回のために新開発された特製フォーム。生クリームと牛乳をブレンドしたオリジナルフォームは、「口に含むとかき氷でありながら、『まるでショートケーキのような、とろける舌触り』を楽しめる仕上がりにした」という。
トップには大粒のシャインマスカットを飾り、香ばしいピスタチオを散らして食感と色彩のアクセントを加えた。さらに、食べ進めるごとに味が変化する多層構造にもこだわった。氷の表面と底部分には、マスカットの芳醇(ほうじゅん)な甘みを引き立てるレモンソースを採用。「薄くふわふわに削られた」純水の氷の中には、みずみずしいマスカット味のゼリー、サクサクとしたクッキー、コクのある練乳ソースを忍ばせ、最後まで飽きずに食べられる工夫を凝らす。
店主の武慎吾さんは「今年の初夏、佐賀県を訪れる機会があり、県内各地の事業者や自治体を訪問した。特産品を中心に、旬の青果物や、まだ香港には流通していない大変希少な果物などを試食させてもらったことが今回の限定メニューにもつながった」と話す。「和菓子や飲料などの加工品メーカーや伝統工芸品の産地にも足を運ぶことができ、有意義な時間を過ごすことができた」と振り返る。
「実際に現地を訪問したことで、生産者の皆さまのこだわりや商品に対する深い思いをじかに体感することができた。この魅力を香港で広く発信し、より多くの人に佐賀県産品の魅力を伝えていきたい」と意気込む。
佐賀県庁の外郭団体で、佐賀県産品の海外輸出に取り組む「さが県産品流通デザイン公社」の原田さんも「これまでに佐賀県産イチゴ『いちごさん』や県産日本酒の酒かす、ゆずジュースなどを採用してもらった。今回、佐賀の現地で事業者と直接顔を合わせて対話してもらったことで、県産品の魅力をより深く理解してもらうことができた」と話す。「それがきっかけとなり今回の『伊万里のシャインマスカット』の採用にもつながり、大変うれしい」とも。「これまでの長年にわたる県産品採用の功績に感謝するとともに、今後も年間を通じて魅力を発信していただきたいという願いを込め、この度、香港では佐賀牛の取扱店以外で初となる『佐賀県産品応援の店』に登録させてもらった」と話す。
提供期間は同日から約2週間を予定。