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香港・樂富にジャパニーズイタリアン「GOCHI」 毎日製造する生パスタを主力に

毎日手作りで作る生パスタ

毎日手作りで作る生パスタ

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 香港の樂富の駅すぐ近くに12月10日、生パスタやナポリ風ピザなどを展開するジャパニーズイタリアン「GOCHI」(L104 A&B, L211-214 B& G/F, Commercial Centre 1 Lok Fu Place, Lok Fu EST 198 Junction Road)がオープンした。樂富エリアはもともと政府系の団地が多い住宅街であるものの、ショッピングモールもリノベーションするなど以前と比較すると活気も出てきたエリアだ。

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 同店の前身は香港で2店舗を展開する「Kuru Kuru」。こちらでも生パスタを使うものの、香港の大衆食堂「茶餐廳」のように利用してもらえるよう、メニューは低価格に設定している。●灣とケネディタウンという、中心地から外れたエリアで地元住民らが日系の生パスタを食べることができる店として定着した。この経験を踏まえ、今回オープンした新ブランド「GOCHI」は全体的に「ワンランク上」を目指し、食材から店内のインテリア、食器類に至るまで、日本の要素も多くちりばめる。

 店内はグランドフロアにバーカウンターを置き、2階はテーブル席やソファ席を中心に全部で4000スクエアフィートに150席を配置する。天井が高く太陽光も差し込む大きな全面ガラスのほか天井ではファンが回るなど、「居心地が良い空間を目指した」という。

 パスタとピザ生地は毎日香港内の工場で作った新鮮なもの。パスタには手打ちパスタには欠かせないイタリア産のセモリナ粉と日本の卵を使う。90秒で一気に焼き上げる窯は日本製のものを使い、安定したメニューを提供できるようにした。工場ではトマトソースやボロネーゼなど全て手作りし、店に持ち込む。

 パスタメニューでは、香港人も好きな人が多いウニのクリームパスタ「黄金海膽」(148香港ドル)にイクラをかけたり、150グラム程度の和牛のハンバーグが麺の上にのった「香草肉丸」(128香港ドル)など、見た目のインパクトにもこだわりを見せる。ピザは11インチと少し大きめで、チーズをたくさん使ったものが多い。リゾットにも日本産の米を使う。

 ランチメニューは日替わりのスープかサラダを選び、メインをピザやパスタに加え、ポークロインやローストチキンなどのメニューの中から1つを選ぶ。これにフルーツティーを付け、118香港ドルで提供する。
同店を経営するスターフード社のマネジングディレクター佐藤泰平さんは「香港にはおいしくないのに高いものもあるが、おいしいのに良心的な価格だと言ってもらえるような店にしていきたい」と話す。
営業時間は11時~21時30分(バーエリアは翌1時まで)。現在は新型コロナ肺炎措置に準じて営業している。

 ●=草かんむりに全。

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